西白河地方森林組合

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組合長のつぶやき

組合長のつぶやき

組合長

 平成23年3月の東日本大震災、その後の原発事故から7年、本県の林業界は、しいたけ原木等が今も出荷停止状態にあるなど、厳しい経営環境を余儀なくされています。
 当森林組合管内でも、放射性物質の空間線量が0.23㍃シーベルトを超える地区がまだまだ多数存在しており、きのこ原木等の需給を含め、未だ影響を残す現状にあります。

 平成25年度より、原発事故により停滞していた森林に対して、間伐等の森林施業と作業道を面的に整備する路網整備、さらには表土流出防止等の放射生物質対策を一体的に進める「ふくしま森林再生事業」が創出され、管内の全市町村で積極的に取り組まれてきましたが、それでもその施業実績は、民有林22,954haに対して僅か2.9%にとどまっております。
 同事業は32年度までの予定で進められておりますが、空間線量が下がりきっていない中で、この事業が32年度で終了してしまいますと、市民生活における安全・安心が遠のくばかりでなく、事業の完了地区と未実施地区とで不公平感が生じることになり、整備を待ち望んでいた森林所有者はもとより、地域住民の期待にも背くことになります。

 放射線に対する不安を払拭し、森林の再生を確実なものにするためには、当事業の住民生活に近接したエリアでの一日も早い完工が必要であり、森林の有する多面的機能の維持・増進を図り、森林所有者の経営意欲を高めるためにも、是が非でも、この事業の32年度以降の継続が望まれます。それが実現しないと、私たちの住む福島の森林は再生できないと思っています。

2019/06/01